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5月の読書メーター

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ナイス数:1

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読書メーター

「ライズ民間警察機構―テレポートされざる者・完全版」フィリップ・K. ディック

「ライズ民間警察機構―テレポートされざる者・完全版」フィリップ・K. ディック

「完全版」とわざわざ書いてあるように完全版とされている作品。

解説に詳しく書かれているが、元々Aというタイプが出版され、その後Aよりも長くなったB(「テレポートされざる者」欠落部分あり。私はサンリオ版で読みました。)、ディックの死後発見されたCが完全版の本書という具合。

BとCの違いとして構成がかなり変わっている。Cではラストに書かれている文章がBでは中盤にあったりするので印象がガラリと変わる。今回は改めて読み比べをしてみました。

ストーリーは
テレポート装置の発明で人類の他星系への植民が始まった。だが奇妙にも装置は片道通行で誰も地球に戻ってこない。疑いを抱いた主人公は装置を使わず宇宙船で、植民星へ往復36光年の旅に出ようとする。彼を支援するのは民間の超巨大組織ライズ社。だが何重もの妨害工作の中、計画は予想もしない展開に。


前半部分は似た流れ。テレポート装置である「テルポー」を使えば、ものの数分で楽園とされる植民星へ行けるのだが、主人公のアップルホームは宇宙船で18年かけて向かう。一方、ライズ社の社長とフレイアはテルポーして現地の様子を探ろうとする。

本書(C)では宇宙船にいるはずのアップルホームがテルポー先に現れる。え?社長とフレイアは?宇宙船は?。そしてアップルホームがLSDの影響を受け幻覚が始まる。これが気持ち悪い描写。混乱。

Bでは、ライズ社の社長とフレイアがテルポー先の「鯨の口」に到着。その後も分かりやすい流れで物語が進み、後半にアップルホームもテルポーで「鯨の口」へ。


私は「ライズ~」(C)が発売される以前に「テレポートされざる者」(B)を読んでいたので、こちらの方が思い入れがあり好きだったのだけれど、今回2冊続けて読んでみて「ライズ~」(C)の方がよりディックらしく感じた。読みやすさでは「テレポートされざる者」(B)といったところかな。2冊読んでやっと全体が掴める。
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mari

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